≪モモンガのハゲの原因について≫
モモンガの食べ物の中でも書いていますが、もう少しハゲについて書いてみます。
毎年、「うちの子が禿げた!」という話を聞きますし、現にうちの子も禿げたり、お迎えした時に既にハゲハゲだったり・・・とモモンガとして何とも寂しい姿になっていたりします。
一般にモモンガがハゲる原因としては、
・ケージの摩擦でおこるハゲ。
・季節の変わり目
・栄養バランスが悪い
・ストレス
・皮膚病
・その他疾患による現象
が主なものだと思います。これを一つづつ考えてみましょう。
あ、その前に一言!
【フクロモモンガのハゲ】
フクロモモンガに関しては雄の頭のてっぺんと胸のあたりとお尻に臭腺があり、成熟すると、頭の臭腺が禿げます。のでこの場合は、こちらに当てはまりません。また、場合によっては胸の臭腺のあたりも禿げる事もあります。
ベビーから飼育していて、”最近ハゲてきたわ!!”とご心配なさらないように。
我が家のベビーの例で言うと、成長が遅いらしく5か月半くらいでハゲてきました。他のチビタンたちは、4か月越えでハゲてきた子もいるらしい。大体このくらいの期間ではげてきますので、参考にしてね。 |
〔ケージの摩擦〕
これは主に”ケージを齧る”という行為でおこる事が多いようですが、どこのお宅のモモンガにも言える事ではないでしょうか?齧らない子もいますが、齧る子の割合の方が多い気がします。観察していると、食事をしている時、用を足している時、寝てる時はもちろん齧りませんが、遊んでいる時の合間にガガガッと齧っている音が聞こえます。しかも、齧る場所はある程度の期間一定していて、同じ場所ばかりを齧っているようです。
なぜ齧るのかと考えると、”ストレス”かな?とか”その場所が気に入らないのかな?”とか”歯がイヅイのかな?”とかいろいろ考えてしまいますが、その時の原因はよくわかりません。ただ、ケージを齧る事によって、鼻の頭や頬、あごにケージが当り、摩擦でハゲることになります。
また、これは齧る理由はともかくとして、摩擦で起こる事とわかっているので、まずはケージを齧らないように工夫をしてあげましょう。
私が行った有効的な方法としては、
・ケージの内側の齧る部分に板を設置して齧られないように防止する。
・それから、気持ちが齧る方へ行かないように、遊んであげる。
・散歩させる。(適度なストレス解消)
・道具で遊べる子だったらおもちゃを入れる。
です。まだ他にあったかな?
板を張るのは場所に固執して齧るモモンガに対して有効です。いつもの場所がなくなって、齧られなくなると、落ち着かなくなりますが、”すぐに他の場所!”とはならないようですので、その間に、多めに遊んであげるとか、適度に齧られるような木を入れてみるとか、散歩させて適度な運動をさせるとか、行ってみて下さい。これは下記のストレスの解消にもつながります。齧る事を忘れられたら、板を外してみましょう。
ただし、他の場所をターゲットにする場合もあるので、要注意。そちらも板で応戦(?)してみてください。
また、歯の状態がおかしいようなそぶりが見られたら、即、獣医さんに見てもらいましょう。
それと、ケージの外のものを引っ張り込もうとして出来る脇のはげも同様にケージ摩擦なので、その場合は側にある物を取り除いたりする事で解消されるでしょう。
〔季節の変化〕
モモンガの毛皮は夏毛と冬毛で生え変わります。大体が、新しい毛が生えてきて古い毛が抜ける。というパターンですが、中には抜ける方が早くて毛が薄くなる場合があります。
特に冬が終わる頃と夏が終わる頃が毛代わりの最もピークで、この時期に「家の子、最近毛が薄くなってきて・・・禿かしら?」と思ってもしばらく様子を見ていて下さい。皮膚が透けて見えるほど薄くなるのは異常ですので、獣医さんへ行かれる事をお勧めします。
また、飼いモモンガの場合は、室内で飼育している事がほとんどですので、外よりは気温の変化が激しくありません。そのためかどうかはわかりませんが、ピーク時を過ぎても、ホワホワと毛が抜けたり生え変わっていたりします。毛代わりは1週間でバッと変る物ではなく、1〜2か月以上かけてゆっくり生え変って行くように思います。抜け方の見極めが大切ですね。
タイリクモモンガに関して言えば毎年毛がわりの仕方が違うような気がします。頭から変る時もあれば、お尻のほうから変る時もあり、色も毎年若干違うみたいです。そのため毛の多さなんかも違ってくるのではないかと思っています。みなさんのお家のモモンガはどうですか?
〔栄養バランスが悪い〕
これは、食事に起因したものです。大体が偏った食事を長期間続けていると起こる事が多いようですね。たとえば、ひまわりだけ。とか雑穀類の餌だけとか。また、人間の食べている物を与え過ぎでバランスを崩す事もあります。心当たりはありますか?
モモンガの必要な栄養素ははっきり明示されておりませんが、同じリス科の動物程、摂取が必要という事はなさそうです。同じ量だけ食べるとしたら、過剰摂取になるかもしれません。夜行性であるハムスターなどは夜間中活動していますが、モモンガはむしろ、夜間全て活動している分けではないので、程々に食べる分を与えると良いと思います。
それはさて置き、これは私たちの管理によって大きく変ってくるので、より良い方法を心がけたい物ですね。何か有効な対策があったらぜひ教えてください!
家では”昼間はペレットを主に与えて、夜はそれに鳩餌を加え、食べる食べないは別として野菜と果物、蛋白質物を少量与えています。野菜を食べない子はお腹が空いている時に先ず野菜を与えてみると良いかもしれませんね。また、塩分、糖分が添加されていない野菜ジュースなどを少量あげても良いかも知れません。
〔ストレス〕
だんだん恐くなってきました。ストレスです。ストレスの原因はその行動だけ見てもどこにあるのかわかりません。なので、上記の方法を試してみて下さい。更にそれに加え、生活環境の改善も行った方が良い場合がありますので、一考願います。(騒音が激しいとか、日が当るとかetc・・・)
これによってもまだ改善されない場合は以降の原因による物かもしれません。
まずは獣医さんに診察してもらいましょう。それまでの対処法と経緯も報告した方が良いかもしれません。検査で病気がわかればそれなりの処置をして頂き、そうでなければ、ストレスと診断されてしまう事が多いでしょう。納得出来るまで相談してみて下さい。
ストレス解消法としては、上記の”齧る”にも書きましたが、他に齧るべき対象(たとえばスノコとか)を置くとか、思い切り運動させる。あそんであげる。等がありますが、モモンガは本来臆病で野生的な性質を持っているので、かまわれるのが逆にストレスに成る事もあります。お宅のモモンガがどのような性質を持っているのか見極めて対処してください。
〔皮膚病〕
病気の事になるとまったく不案内の領域になってしまいますが、日頃観察していて、異常にグルーミングが多かったり、同じ場所をしきりに噛んだりして、剥げる場合があります。その場合は皮膚病の可能性も多いにありえるので、診察を受けましょう。結果はその獣医さんに診察を受けた時に、下される診断結果によって、初めてわかるものです。
これは皮膚の細胞をほんのちょっと取って、(毛抜きで毛を2〜3本抜かれますので、モモンガちゃんには少々辛抱して頂く事になります)検査をしてもらいます。皮膚病の種類もいろいろあるようですが、薬などによって治療をしていかなくてはなりません。しかし、これも完治するまでには長期日数がかかります。ちなみにうちの子は7〜8か月かかりました。
病院も一度ならず通わなければなりませんので、時間と根気とお金が必要です。
〔その他疾患による現象〕
内的疾患によってのハゲはそれによって、毛が成長する機能が損なわれているためと考えられます。ですのでこの場合、”ハゲは病気にかかってるかもしれないサイン”となりますので、日頃の観察が必要です。
詳しいことは、やはり検査などをして専門家に見てもらわないとわからないことだと思うので、素人判断は危険です。
これはハゲかどうか以上に深刻な問題です。長期の通院と根気強く治療していかなくてはなりません。
まずは病院へ連れて行くほうが良いでしょう。
ビタミン
最後に、食品のページにも書いておりますが、ハゲの子にビタミン剤を与えるという処置は、
”偏って不足しがちなビタミンを摂取させて、体内の栄養バランスを整えて正常に戻そう。”
という事だと思います。私たちも、ストレスでお肌が!!という時にビタミンCを取ったりしますね。これはストレスが与えられると体内からビタミンが失われることに由来します。でも、摂取することによって改善させれる人と、まったく利かない人といるように、動物の世界でも個体差によって、利く子と利かない子がいます。また、限りなくゆっくりだけど利いている子というのももちろんいるでしょう。ビタミンは薬ではない事を認識して頂き、獣医さんにご相談して治していくようにしましょう。
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