≪モモンガの爪について≫
今までで述べてきたように、生活する上で必要なものの中に、「ケージのなかの昇り木」というのが有ったと思います。これはモモンガが元々、樹上性動物で生活の場、移動手段としているだけのみならず、伸び過ぎる爪を常に適当な長さに保つための、”爪やすり”の役割も果たしていると思われます。
モモンガの爪は鉤状になっていて、指先から真っ直ぐではなく、湾曲して生えてきています。これを野性化では樹上を駆け登ったり、飛びついたりと爪を使用する事で常に良い状態に保たれているのでしょう。現に野生のモモンガの巣穴を見てみると巣穴の周りが他の樹表よりも若干色が変って見える事があります。これはモモンガの爪によって表面が削られているためにそう見えるのです。
しかし、飼育下にあるモモンガはどうしても爪を使う機会が減少しており、”爪が伸び過ぎる”傾向に有るようです。
そこで、その原因としては、
1.ケージ内の移動は側面のかな網につかまるのみで可能。
2.昇り木が無い。もしくは適当な太さが無い。
3.巣箱が木製でない。
という生活環境にあり、極端に爪を使う機会が無くなっている事だと思います。これらを防ぐために、
1.ケージの側面にスノコなどを取り付ける(一面だけでも有効)
2.太目の枝を入れる
3.木製の巣箱を設置
というふうに、全てではなくても、どれか一つでも工夫する事が大切です。ほんのささやかな工夫でモモンガ達が健康に暮らす事ができるのです。これは実行しない手はないですね。
≪モモンガの爪をチェック≫
そこで、今現在のモモンガの爪を見てみましょう。
タイリクモモンガ、アメリカモモンガですと、指から伸びて先端で鉤のように曲がって、尖っています。
フクロモモンガだと、同じ状態ですが、より鉤状が大きく、鎌のような形になっています。
それが通常の状態といって良いでしょう。若干の長短は個体差が有りますので神経質になることはありません。上記の伸び過ぎ防止策を取って、爪の伸び過ぎに注意しましょう。
ここで、問題なのは、
”爪が伸び過ぎて上手く枝や物をつかむ事が出来ない。””湾曲した爪が、自分の手足を傷つけている。”
などといった症状が出ている子は素早く対処してあげなくてはなりません。モモンガにもツボがあり、正常に枝につかまったり手足の指を動かす事によって、健康を保っているのですから、やはく元の状態にもどしてあげなくてはなりません。
いったいどうしたら良いか。それは爪を切ってあげて、元の状態に戻してあげるのが最速の方法だと思います。モモンガの安全面を考えて、様子を見ながら定期的に切ることも必要になってくる場合もあるでしょう。
爪があると、私たちの皮膚を引っかいたり、刺したりしますが、ただ、痛いから・・・という理由で過剰に爪を切ってしまうのはオススメできません。なにごとも程々に・・・また、爪切りはシロウトでは難しいので、まずは、獣医さんへ相談し、その獣医さんの判断の元、爪を切ってもらうことをお勧めします。
TOP↑/BACK←
≪モモンガの爪切り≫
獣医さんに爪を切ってもらうのが最も安全な方法と言えますが、ストレスを考えると・・・また、なかなか見てくれる病院がない!という方は、飼い主である私たちが何とかしなくてはなりません。
ここではモモンガの爪切りの方法について説明します。ねね家の子たちは幸いにも、爪の伸び過ぎの症状は見られず、自分で処置するというような状況に陥った事もないので、手元に有る文献から紹介します。
なおここに書かれていることは、結構どこでも見る事の出来る対策なのですが、もともとは、フクロモモンガの飼育においての爪切り法をタイリク、アメリカモモンガにも当てはめたもののようです。
|