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ジアルジア症はジアルジアという原虫が寄生して発症します。
一般に知られており、分布範囲が非常に広いです。特に、人間におけるジアルジア症。また人畜共通感染症の危険があるとされていることでも知られています。
日本では本当に人と動物の共通感染が有るのかどうかははっきりしておりませんが、宿主特異性を示さない株が知られていることから,人獣共通感染症として扱うべきと考えられています。諸外国では完全に共通の感染症として捉えているところが多いようです。
人畜共通感染症についてはまた後程掲載していくよていですので、ここでは割愛します。
こちらで記載するのは、主に齧歯目に見られるジアルジア種(Giardia muris...ジアルジアムリス)についてです。

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シスト
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栄養体

分類 Girdia属で鞭毛虫と言われる原虫。中でも齧歯目で見られるのはmuris種が多い。
特徴 ネズミに代表されるネズミジアルジアと呼ばれるGirdia murisは、7一13×5〜10μmで非常に小さく肉眼では見る事はできません。コクシジウムの数千分の一のサイズで、不顕性感染であるといわれています。
生活史上、栄養型と嚢子(シスト)の2時期があり、このシストを摂取することにより、感染します。
宿主
宿主域は広く、マウス,ラット,ハムスター,スナネズミ等にはG.murisが寄生し、違う種類の動物間の伝播もある.

ウサギにはG. duodenalis,
モルモットにはまれにG.caviaeが寄生する.
犬猫にはG.lamblia(G.intestinalis)が寄生する。
宿主 感染する種類
鳥類 G.psittaciとG.ardeae
両生類 G.agilis
齧歯目 G.muris
人及び広範囲の哺乳動物 G.duodenalis
(G.lamblia/G.intestinalis)
寄生場所 小腸に遊離または吸着して寄生する。モルモットに寄生するG.caviaeは小腸上部。
症状 基本的に不顕性感染が多く、慢性感染だと症状が見られる事が少ない
・行動が不活発。
・体重の減少
・被毛粗剛
・腹部の膨満
・急性感染にかんしては下痢を引き起こす

症状はネズミ蟯虫(S.muris)と非常に類似しているが、症状はジアルジアの方がより弱い。
およそ生後まもなく、哺乳中や離乳直後の個体は感染すると、死亡してしまうケースが多い。
原因 洋なし型の鞭毛虫で、寄生部位の腸粘膜に吸盤を用いて吸着するため吸収面積の減少をきたし、脂肪吸収阻害等の消化器症状を引き起こします。
野生げっ歯類は感染していることが多い。そのためこれらの個体と同環境で飼育する事による感染が考えられる。
検査(発見方法) 離乳前後の幼若個体は検出率は高い。
糞便検査によっての検出が可能です。
下痢便中には栄養体が、正常便中にはシストが排出(遠心沈殿法やショ糖遠心浮遊法で検出)されます。

ただし、他の非病原性の原虫が多かったり、近縁種の混合感染もありますので、素人による同定は無理でしょう。
感染経路 感染経路は経口感染です。
原虫が寄生部位で栄養体が縦に2分裂して増殖。栄養体またはシストを糞便中に排出します。これを経口摂取することによって感染します。
シストは非常に抵抗力が強く、主に、シストに汚染された器具や、動物により伝播する。
人からの伝播または、人への伝播も考えられるようです。
ネズミにおいてはシストを10体服用すると感染するといわれています。
治療方法(駆除) トリコモナスと同じように一般ではメトロダゾール、チニダゾール等の抗原虫剤を一定期間投与して駆虫する。症状が重い場合はどは、体調を調え、腸に負担のかからないように整腸剤も投与する。
しかし、完全に駆除できる訳ではないので、定期的に検査が必要です。

投薬にかんしてはしっかりと獣医さんの指示に従った方がよいでしょう。自己判断はキケンです。
予防方法 感染が確認されていない環境での、新しい個体の導入には、必ず検査を行い、安全が確認されるまで一時的に隔離する。また、その際にも、床敷やケージの滅菌処理など衛生的な飼育管理を徹底する。
飲み水や食べ物。器具を糞便で汚染させないことが重要。
消毒方法 栄養体には通常の消毒剤が有効です。
シストは非常に抵抗性が強く、ほとんど効かない物も有る。
シストにはフェノール,クレゾールの3%溶液が有効で、すぐに死滅します。また低温や乾燥に強く加熱には弱いため、72℃の湯では5分で死滅する.
そのため熱湯消毒が有効。

 

モドル