−モモンガのトイレについてのうんちく−

≪モモンガの排泄行為と必要面積≫

モモンガは元々、樹の幹につかまって排泄をします。そして大体は同じ位置で行います。よく、自然界では樹の幹の色が排泄物で変っていて、それがモモンガが生活している証として、調査するためにも生息の目印とされているほどです。

飼っているモモンガについても同様で、何かにつかまって用をたします。それはケージに入れている樹だったり、ケージだったりします。一番多いのはケージにつかまって外に向ってする事が多いようです。
そうすると、飼育上、ケージ置き場の周りはおしっこを飛ばされても良いように、スペースを作らなくてはなりません。
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  我が家の例でいうと、高さ約95cmあるケージでは、最大約60cmくらいまで おしっこを飛ばしておりました。そうすると、計算上、
       縦、前60cm+ケージ幅約40cm+後60cm=160cm
       横、右60cm+ケージ幅約40cm+左60cm=160cm
  となり、
       1.6m×1.6m=2.56uのスペースが最大で必要になります。
  ちなみに畳2畳よりふた周り小さいくらいです。6畳の部屋だと1/3を占める  事になりますね。
  そうなるともう人間が生活するのはいっぱいいっぱいです。
  極端な話でしたが、通常何も対策をしないとこのようになります。

排泄物を飛ばす範囲(上からの図)



≪モモンガの排泄物拡散対策≫

さて、そんな訳でもう少しスペースを少なくしてみましょう。
排泄物が飛ぶのを防止したいのならば、ケージを何かで囲えばいいのだ!ということになります。とても簡単ですし、広い部屋の真ん中に囲いも何も無くおいておかれるよりも、モモンガは安心します。一石二鳥です。
そこで、何で囲うかといいますと、それはまちまちで、なんでもいいと思います。アバウトですね。

toillet_eria2.gif (4389 バイト) 我が家で使用しているのは、
  1.新聞紙
  2.ペットシーツ
  です。   これをケージの左右と背面に付けるだけで、占有面積が0.4u  となり(約1/2畳)スペースの縮小になります。このくらいだと部屋に  おいてもじゃまにはなりませんね。
  ただし、ここで注意することは、ケージの周りに物を貼ると、モモンガは  それを取り込もうとして破きます。新聞紙ですと、バリバリ音がします。
  なので頻繁な交換と多少の雑音が伴うことがありますので、比較的静  か目なペットシーツの使用が良いかと思います。

  その他オススメは資材用の固めのシートです。これは洗えることと、
  破かれる心配が無いので良いかと思います。この場合通気に気を
  付けましょう。
覆う事によって縮小される占有範囲




≪モモンガにトイレを躾るの理由≫

ケージ内で排泄するにあたり、通常モモンガは同じ場所で排泄をする習慣があります。
よく見てみると、ケージの中でも、ある一個所だけが色が変っていたり、排泄物が固まっていたりします。
これはモモンガが”この場所で用を足す”ということを決めているので、このような状態になります。
その場所は個々によって様々で、物影が好きな子もいれば堂々と正面を向いて用を足す子もいます。
ある一定の場所で用を足してくれるのでしたら問題は特に無いと思います。

しかし私たち人間から見て、ケージの掃除の簡略化、また衛生面を考えると、頻繁に取り替えのできるトイレで用を足してくれた方が都合が良いと思います。
そう、モモンガにトイレを覚えさせようというのは人間の勝手な都合だという事を忘れずにして頂きたいと思います。用はしっかりお掃除できれば問題ないですものね。

残念ながら、モモンガは所定の位置で用を足すという事は出来ても、それはあくまで、”自分で決めた場所”でするという事です。他の動物のように、トイレの場所を作ってあげてもそこが気に入らなければ使ってくれません。
どのようなトイレがお好みなのか!?それもモモンガの種類と、個々の好みが非常に大きく反映しますので、ここでは一概に”この方法がベスト!”という事は言えませんが、いろいろアイデアを出して試行錯誤してみるのもいかがでしょうか?


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≪我が家のモモンガトイレ≫

最後に、我が家でトイレを覚えている、タイリクモモンガと、オオアメリカモモンガについてのトイレ設置方法をご紹介しようと思います。

【タイリクモモンガのトイレ】
経緯
はじめ、より慣れてくれるように用意した、鳥用の皿巣の上で、休む気配はまったく無く、排泄物がよく見られたのが発端。
”ここをトイレとする!”と宣言して、皿巣に床材を敷いて、その上に少量の排泄物を乗せて、ケージに設置。
皿巣は底が円錐型に鳴っているので通常、そのまま置いておく事が出来なかったため、針金でケージの横に固定した。

現在多少、改良され、ケージの中腹に小鳥の巣を置くコーナーの上に床材+トイレ砂+床材と3層敷きにして設置している。

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【オオアメリカモモンガのトイレ】
経緯
まったく何もないがタイリクモモンガと比べて、特にトイレは設置していなかった。しばらく観察していると、我が家のオオアメリカモモンガは体が重いせいか、上段では決して排泄をせず、下段角のケージにつかまり、用を足しているのを見る。どうやらそこを自分のトイレ場所と決めているようなので、そこにトイレを設置する事にした。

モモンガの固定のトイレ場所にフェレットやウサギ用の三角コーナー型のトイレを設置。
下にはトイレすなと床材を敷いて完了。

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【アメリカモモンガのトイレ】
過去、いろいろ試してみたが、まったく駄目だったのがアメリカモモンガで、排泄場所は決まっているが、ケージを洗う毎にその場所は変化する。それは巣箱の裏のケージにつかまってだったり、コーナーステージの下だったりまちまちで、しかも2個所だったり、3箇所だったりする。なので、我が家ではアメリカモモンガのトイレは設置していない。
【フクロモモンガのトイレ】 番外編
観察していると、他のモモンガと種類が違うせいか、どこかで止まって用を足すという事が無く、常に動き回りながら排泄いているように思われる。したがって、ケージの中では一定の場所でトイレ・・・という事はなく、排泄物はケージ全体の床にばらまかれる結果となっている。また、ケージにつかまっている時ももちろん同じなので、ケージの周りにも排泄物がばらまかれるので、囲いが必要。


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≪モモンガトイレの掃除≫

モモンガは用を足す場合、一度匂いをかいでからその場所で用を足す事が多いです。匂いでその場所を確認しているのでしょう。トイレの掃除は衛生面でケージを清潔に保つために必要だと思いますが、どのくらいの周期で掃除したらいいのでしょうか??
それは特に”このくらいの周期で交換しましょう”とか言う決まり事はありません。飼育数にもよるし、様子をみて交換していくという方法でまったくかまわないと思います。

ここで注意したいのが、”毎日こまめに掃除する”のと”あまり掃除しない”。という両極端な場合です。
前者は上記でもいった通り、匂いで確認するため、あまり頻繁に掃除をすると、モモンガはトイレの場所が分からなくなり、トイレ以外の好みの場所を決めて用を足すようになります。これではせっかくトイレを使ってくれるようになっても元に戻ってしまいますね。ある程度は置いてあった方がいいかと思います。

逆に”あまり掃除しない”ですが、大問題です。動物の健康管理にも影響しますし、匂いがひどくそれは人間の生活環境にまで及びます。
排泄物には大量のアンモニアが含まれています。それは非常に強烈な匂いがしますし、あまり快適な環境とはいえません。

そうすると一体どのくらいの間隔で掃除を行ったら良いのか悩みますね。ここで、参考のために一つ。ラットの実験結果があります。
それはアンモニアと細菌の測定についてはラットの実験において、毎日の排泄により4日後以降から増加しだすという結果が出ているようです。
これを見る限り週2回はケージ内の掃除が必要という事になりそうだというものですが、もちろんこれに固執する必要はまったくありません。

最後に我が家のケージ掃除回数についてですが、
・トイレ掃除のみは週に1回。
・ケージごとの掃除は週に1回(計2回)
・ケージの丸洗いは3週間に2回くらいの割合で行っています。

参考になりましたでしょうか?モモンガと人間お互いに快適に過ごす事ができる事が最大の目標だとおもいます。


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